今日は ガメイ について調べてみました。というのも、ガメイといえばボージョレ・ヌーヴォー。安くて不味いぶどうという風に、勘違いされている方も多いから。でも、ガメイはおいしいんです!実は!
ということで、今日はガメイの汚名返上w
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モルゴンのワインは長熟向きガメイ。
外観、味わい、香りの特徴
ガメイのワインは一般的に鮮やかなルビー色をしており、若々しくフレッシュな外観が特徴です。軽い体質から中程度の体質まであり、タンニンは比較的弱めです。これは、ガメイが果実味を前面に出した、飲みやすいスタイルのワインを生み出すためです。
味わいと香りにおいて、ガメイは赤い果実、特にチェリーやラズベリー、ストロベリーのノートを持ちます。また、花のアロマ、スパイス、土っぽさのニュアンスも感じられることがあります。若いガメイのワインはフルーティーで軽快な味わいが楽しめ、熟成したものではより複雑な味わいと香りが開花します。
歴史
ガメイの歴史は長く、その起源は中世までさかのぼります。当時からブルゴーニュ地方で栽培されていた記録があり、特にボジョレー地区での生産が盛んになりました。14世紀には、ブルゴーニュ公国がピノ・ノワールの品質を保護するため、ガメイの栽培を禁止することもありましたが、この品種は生き延び、今日に至るまで多愛され続けています。
醸造方法
ガメイはカルボニック・マセレーションという特有の発酵方法が用いられることもあり、これは果実のフレッシュなアロマと味わいを最大限に引き出す手法です。ボージョレ・ヌーヴォーはこの方法で作られます。
また、ちょくちょく全房発酵(ステムののぞかない発酵)も行われます。フレッシュなぶどうのため、この作り方で奥行きや複雑性を加えたりします。
代表的な産地
ガメイの代表的な産地といえば、もちろん、フランスのボジョレー地区が最も有名です。ここでは、ボジョレー・ヌーヴォーからクリュ・ボジョレーまで、多様なスタイルのガメイワインが生産されています。ボジョレー・ヌーヴォーは、収穫後すぐに醸造し、その年の11月第3木曜日に解禁される若くフレッシュなワインです。一方、クリュ・ボジョレーはボジョレー地区内の特定の村から生産される、より構造があり熟成ポテンシャルのある高品質なワインです。
その他にも、ガメイはスイス、カナダ、ニュージーランド、アメリカのオレゴン州など、世界中の冷涼な気候を持つ地域で栽培されています。これらの地域では、それぞれの気候や土壌がガメイに独自の特性を与え、多様なスタイルのワインが生み出されています。
ペアリングに合う料理
ペアリングの面でガメイのワインはその柔軟性で特に注目されています。その軽快でフルーティーな特徴から、様々な料理との相性が良いですが、具体的にいくつかの料理とのペアリングを深堀りしてみましょう。
鶏肉とのペアリング
軽快なガメイは、ハーブやレモンを効かせたローストチキンと非常によく合います。チキンのジューシーさとハーブの香りは、ガメイのフルーティーな味わいと相まって、バランスの取れた食体験を提供します。また、アジアンスタイルの甘辛いチキン料理、例えばタイのチキンとバジルの炒め物や、日本の鶏の照り焼きも、ガメイの酸味とフルーツの風味が料理の味を引き立てます。
チーズとのペアリング
ガメイは、特に若くてフルーティーなものは、柔らかいチーズやフレッシュチーズとの組み合わせが素晴らしいです。例えば、ブリー、カマンベール、シェーブル(ヤギのチーズ)といったチーズは、ガメイの軽やかさとフルーツの味わいを引き立てます。また、少し熟成したガメイは、ハードチーズともよく合い、チーズの濃厚さとワインの複雑さが互いを引き立て合います。
アジア料理とのペアリング
ガメイのワインは、特に辛味や甘酸っぱい味わいのアジア料理と非常に相性が良いです。例えば、ベトナムの生春巻きやタイ料理のグリーンカレーは、ガメイの酸味とフルーツの風味が料理の辛味や香り高いハーブの味を引き立てます。さらに、中国料理の甘酢あんかけやスパイシーな四川料理とも、ガメイのフレッシュな味わいが料理の味をバランス良く引き立てるでしょう。
おわりに
ガメイはその豊かな歴史、独特の醸造方法、そして多様な味わいで人気のある、日本では過小評価されたワインなのです!軽快でフルーティーなものから、複雑で熟成したものまで、ガメイは幅広いスタイルのワインが作れます。
料理とのペアリングの可能性も無限大で、さまざまな食事の場でその魅力を楽しむことができます。ボージョレ・ヌーヴォー?みたいな方こそ、ぜひちゃんとしたガメイを飲んで、ガメイを好きになってください!
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