アリゴテ -古くて新しいブルゴーニュ-

ぶどう

アリゴテ 。ブルゴーニュ第2の白ブドウ品種。

ワインエキスパートのテスト勉強では、色が薄くて、ニュートラルで、特徴があまりなくて、酸が強い、くらいのイメージでしたね。実際に、アリゴテは歴史がありながらシャルドネなどに植え替えられ、現在はブルゴーニュの畑面積におけるアリゴテの占める割合は6%と、そんなに多くありません。

しかし、その古きアリゴテは再び脚光を浴びており、コートドールのグランクリュが、近年シャルドネを引っこ抜いてアリゴテ植え替えるケースもあるようで、温暖化対策や多様性、またテロワールをよく反映するため、良いぶどうだという再認識が広がってきていることが背景にあるようです。

またブルゴーニュラバーはみんなアリゴテも好き、と聞いたこともあります。

実際に、おいしいアリゴテは本当においしい。酸も強いながら品の良いフルーティーさもあります。この辺のルーロとかオニリークとか、いいアリゴテはなかなか買えないです。

ちなみに、アリゴテ入門には、ヴィレーヌがぴったりでしょう。

[2019] ブーズロン 750ml ドメーヌ ド ヴィレーヌ(ブルゴーニュ フランス)白ワイン コク辛口 ワイン ^B0VLBZ19^
価格:3,240円(税込、送料別) (2024/1/29時点) 楽天で購入

ということで、今日はアリゴテを掘り下げていきます。

味わいと香り

アリゴテは、繊細でフレッシュな酸味と、洗練されたミネラル感が特徴です。若い時はリンゴやレモンのようなフルーツの香りが感じられ、熟成すると蜂蜜やナッツのような複雑なアロマへと変化します。これらの特徴はブルゴーニュの気候と土壌の恵みによるものです。

代表的な産地

アリゴテの歴史は古く、12世紀にはすでにブルゴーニュ地方で栽培されていました。主にブーズロンやコート・ドール地域で生産されています。石灰岩質の土壌がアリゴテに独特のミネラル感を与えています。

アリゴテを語る際に、やはりブーズロンは欠かせません。

ブーズロン(Bouzeron)

ブーズロンはフランスのブルゴーニュ地方、コート・シャロネーズに位置し、特にアリゴテの品質の高さで知られています。ブーズロンは1998年に独自のアペラシオン・コントローレ(AOC)の地位を獲得しました。これはブルゴーニュ地方のなかで、アリゴテに特化した唯一のAOCです。

ブーズロンの土壌は石灰岩と粘土質で構成されており、これがアリゴテに特有のミネラル感と深みをもたらしています。また、地域特有の気候がアリゴテの熟成に理想的な環境を提供しています。ブーズロンのアリゴテは、繊細でありながらも構造がしっかりしており、独特のミネラル感と果実味が特徴です。若い時は鮮明な酸味がありますが、熟成によって複雑さと丸みを帯びた味わいに変化します。ーズロンのアリゴテは、ブルゴーニュ地方のアリゴテを代表する高品質なワインの一つです。この地域独自のテロワールが生み出す独特なアリゴテは、ワイン愛好家にとって特に注目すべき存在です。

他にもアリゴテの主要な生産地は、フランスのブルゴーニュ地方に位置します。この地方の中でも特に重要な生産地域はコート・ドールです。

コート・ドール(Côte d’Or)

ブルゴーニュの中心部に位置するコート・ドールは、世界的に有名なワイン産地です。ここでは、アリゴテを用いたワインが高品質で知られています。ブーズロンに比べて北にあるため冷涼で、より酸の溌剌とした、エレガントなアリゴテが作られています。

他に、アリゴテはウクライナやモルドバなど、冷涼な中央ヨーロッパでも生産されています。

ペアリングに合う料理

アリゴテはその柔らかなで溌剌とした酸味とミネラル感から、多様な料理との相性が良いです。特におすすめなのは、クリーミーなチーズや、新鮮な海の幸。例えば、ブルゴーニュ地方の伝統料理であるエスカルゴのバター焼きや、クリームソースのムール貝は、アリゴテの酸味と絶妙にマッチします。また、軽めの白身魚のポワレや、レモンを効かせた鶏肉の料理も、このワインを引き立てる素晴らしい選択です。

以下は、具体的なペアリングのアイデアになります。

  • 海の幸との組み合わせ – オイスターにとってアリゴテのクリーンな酸味は、新鮮な牡蠣の塩味と絶妙にマッチします。牡蠣の持つ自然な甘みとミネラル感が、ワインのフレッシュな味わいを引き立てます。エビやカニのサラダなど、これらの海鮮と組み合わせることで、アリゴテの果実味とミネラル感が際立ちます。特にレモンやハーブを効かせたドレッシングとは相性抜群です。
  • 鶏肉や白身魚の料理 – 鶏肉のレモンバターソースは、鶏肉の優しい味わいとレモンの酸味が、アリゴテのフレッシュさを引き立てます。バターソースのコクもワインの繊細さをより引き立てるでしょう。白身魚のポワレなど、軽やかな白身魚には、アリゴテの繊細な酸味がぴったり。ハーブや柑橘類を添えると、更に味わいが引き立ちます。
  • チーズとのペアリング – ヤギのチーズのクリーミーな味わいとアリゴテの酸味が組み合わさると、口の中で素晴らしいバランスを生み出します。カマンベールチーズの濃厚な味わいは、アリゴテのフレッシュな酸味と相まって、絶妙な味わいのハーモニーを奏でます。

まとめ

アリゴテは、ブルゴーニュの歴史深い土地から生まれた、魅力溢れるワインです。その繊細な味わいと香り、食事との相性の良さは、ワイン愛好家にとっては見逃せないポイントです。

アリゴテは、古くからあり、一時はシャルドネに隅っこに追いやられた存在でした。しかし今、ブルゴーニュ地方の伝統と革新が交差する中で、アリゴテは新しい時代の扉を開いています。その理由の一つが温暖化です。温暖化の影響により、ブルゴーニュのぶどうはより「熟しやすく」なってきています。シャルドネより熟しにくいアリゴテは、従来はアルコール度数もそんなに出ないぶどうでした。しかし温暖化の影響で、アリゴテの持つ酸に、再び注目が集まっています。

アリゴテはよりぶどうが熟しやすいため、ブルゴーニュでは、アリゴテへのポテンシャルが見直されています。より熟したアリゴテとその酸によって、より素晴らしいワインが近い未来に誕生するのではないかと考える生産者も増えています。温暖化に対する農家のリスクヘッジ的な部分もあるでしょう。

何はともあれ、これからのアリゴテの未来に、目が離せませんね!

おすすめ白ワインはこちら

タイトルとURLをコピーしました