唐揚げとワイン

ペアリング

先日の日産スタジアムにて。唐揚げと煮込みです。

何度か書いてますが、私、マリノスサポで、目の前でACL初のベスト8進出!のシーンを見れて感無量。まあ雨だしめちゃくちゃ寒くて、震えも止まりませんでしたが・・・。でも勝てばよかろうなのだ!

ということで、(無理やりですが)今日は日本でおなじみすぎる唐揚げのペアリングについて考察していきたいと思います。

唐揚げの歴史

まずはざっと、唐揚げとは何ぞや、を見ていきます。「鶏の唐揚げ」は、日本で広く愛されている料理であり、その歴史は意外にも古く、唐揚げという名前は「唐の揚げ物」という意味で、もともとは中国から伝わった調理法に由来します。

しかし、現在日本で親しまれている唐揚げは、いわゆる中国の唐揚げである油淋鶏とはちょっと違いますよね。日本における唐揚げは、明治時代に西洋の文化や食文化が導入された時期に大きく広がったようです。当時、日本にはフライドチキンが西洋から紹介され、これが唐揚げの原型となりました。しかし、日本独自の調味料や調理法を取り入れることで、徐々に現在の唐揚げへと変わっていったようです。

唐揚げの普及と現代戦後の高度経済成長期を経て、唐揚げは日本全国で手軽に楽しめるポピュラーな料理となりました。ファストフード店から高級料理店まで、幅広い飲食店で提供されており、家庭料理としても定着しています。また、コンビニの唐揚げも人気があり、からあげクンを知らない日本人はほとんどいませんよね。

唐揚げの魅力

では、唐揚げはなぜここまで広まったか。ここでは、唐揚げが多くの人々に愛される理由をいくつか掘り下げてみましょう。まずは、唐揚げは子供から高齢者まで、幅広い年齢層に愛されているから・外はカリカリ、中はジューシーな食感と、みんな好きですよね。

どんなシーンにもマッチするのも良いです。家庭の食卓から、ピクニック、お花見、パーティーといったアウトドアイベントに至るまで、唐揚げはどんなシーンにもマッチします。

バリュエーションの魅力のひとつです。唐揚げの基本的な味付けは、醤油、にんにく、しょうがといった日本の伝統的な調味料によるものですが、地域や家庭によって様々なアレンジが加えられます。塩味、甘辛味、さらにはチーズやカレー粉を使ったものまで、色々な味がありますよね。からあげクンもw

手軽さと経済性も大きいです。唐揚げは手軽に家庭で作ることができる料理です。事前に下味をつけておくことで、より一層深い味わいを楽しむことができます。鶏もも肉などを使用することで、手ごろな価格で楽しめますね。また、大量に作っても冷めても美味しく食べられるため、パーティ料理としても重宝されます。

唐揚げとワイン

ということで本題です。

唐揚げとワインを考える場合、まず最初に考えるのは、「唐揚げの脂っこさを中和」することです。そうなるとドライな白ワインも選択肢に入りそうです。ただし、エレガントすぎると唐揚げの濃厚な味に負けてしまうため、ある程度果実味のあるものがいい。

そう考えると、クリーミーながら酸もある「フランス・ブルゴーニュの樽シャルドネ」や「イタリアのピノ・グリージョ」、アロマと酸の両立が魅力的な「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン」あたりが選択肢に入りそうです。同様にロゼワインも良さそうですね。また、プロセッコやカヴァのような泡なら、シュワシュワとした繊細な刺激もあるので、脂を中和させながらさわやかに頂けそうですね。

続いては「同調」を考えます。唐揚げの香ばしさとジューシーさと同調して、良さを引き出してくれる。この点からは赤ワインが選択肢に入りそうです。鶏で味付けも濃くないため、強すぎるワインよりは、例えば、樽の利いたリオハのテンプラニーリョのレゼルヴァや酸と果実両方あるニューワールドのピノ・ノワールなんかは良さそうです。

また、スパイシーな味付けの唐揚げの場合は、シラーズでもいいですね。

でも、やっぱり唐揚げはビールじゃないですか?wここまで来てそれかよ、って感じですが、 ビールの爽快な泡と酸味が、唐揚げの油っこさを洗い流し、また、ビールの苦味が唐揚げの旨味を引き立てる効果もあります。ラガーやピルスナーは、唐揚げと特によく合います。また、IPA(インディア・ペールエール)のように、ホップの強い苦味と香りが特徴のビールも、スパイシーな唐揚げとの組み合わせがおすすめです。

仕事帰りの唐揚げとビール、最高ですね!

同様に、日本酒、特に切れのある辛口の清酒やうまみが豊かな純米酒は、唐揚げとの相性が良いです。

ということで、唐揚げについて徒然と書いてきました。まあ、普段は唐揚げはビールでいいと思います(笑)。でも、たまに唐揚げとワインを試したくなったら、この記事を思い出してあげてください。ワインも合います、ぜひお試しを!

ペアリングはこちら

ワインランキング
ワインランキング
タイトルとURLをコピーしました