対談:最近ホットなスペインのぶどう品種

ぶどう

聞き手(のぶ): こんにちは、今日はスペインのホットなぶどう品種について教えてもらいたく、ソムリエの志村さんとワインエキスパートエクセレンスの大木さんをお迎えしています。お二人ともよろしくお願いします。

志村(ソムリエ): よろしくお願いします。

大木(ワインエキスパートエクセレンス): よろしくお願いします。

スペインといえばテンプラニーリョとアルバリーニョ

のぶ: まず、スペインといえば!の代表ぶどうであるテンプラニーリョについてお伺いしたいと思います。志村さん、この品種の魅力は何でしょうか?

志村: テンプラニーリョは、スペインを代表する赤ワイン用のぶどう品種で、特にリオハやリベラ・デル・ドゥエロで有名です。味わいは豊かで、赤い果実の香りやスパイス、時にはタバコやバニラのニュアンスが感じられます。熟成が進むと、さらに複雑な風味が楽しめるのが魅力です。

大木: 私もテンプラニーリョが大好きです。若いワインから熟成されたレゼルバ、グラン・レゼルバまで、さまざまなスタイルを楽しむことができます。また、テンプラニーリョは料理との相性も抜群で、特にグリルした肉料理やチーズとよく合います。

のぶ: 次に、日本でも生産が増えているアルバリーニョについても教えてください。大木さん、この品種の特徴は何でしょうか?

大木: アルバリーニョは、ガリシア地方で栽培される白ワイン用のぶどう品種で、特にリアス・バイシャス地域で有名です。ピーチやアプリコット、シトラスのフルーティーな香りが特徴で、酸味がしっかりとしており、非常にフレッシュな味わいです。

志村: アルバリーニョは、シーフードと非常に相性が良いです。特に、エビやカニ、ムール貝などの料理と一緒に楽しむと、その美味しさが引き立ちます。ガリシア地方の美しい海の風景を思い浮かべながら飲むと、さらに格別な体験ができます。

最近アツいベルデホやメンシア

のぶ: 次に、最近注目度が高まっている白ブドウのベルデホについて教えてください。大木さん、この品種の特徴は何でしょうか?

大木: ベルデホは、スペインの白ワイン用のぶどう品種で、特にルエダ地方で栽培されています。新鮮でフルーティーな香りが特徴で、グリーンアップルやシトラス、時にはハーブの香りも感じられます。口当たりはさわやかで、酸味がしっかりしており、暑い日にぴったりのワインです。

志村: 私もベルデホのさわやかさが大好きです。アペリティフとしても優れており、シーフードやサラダとの相性も抜群です。ベルデホは、スペインの白ワインの中でも特に人気が高い品種の一つです。

のぶ: 最近のスペインワインを語るときに外せないのが、メンシアです。こちらも急速に人気が高まっています。志村さん、メンシアの魅力はどのような点にありますか?

志村: メンシアは、主にスペイン北西部のガリシアやビエルソで栽培されている赤ワイン用のぶどう品種です。軽やかでフルーティーな味わいが特徴で、チェリーやラズベリー、時にはスミレの香りも感じられます。酸味とタンニンのバランスが良く、非常に飲みやすいワインです。

大木: 私もメンシアは素晴らしい品種だと思います。軽やかな赤ワインを好む方には特におすすめで、カジュアルな食事ともよく合います。例えば、パスタや軽めの肉料理、タパスなどと一緒に楽しむと最高です。

これから日本でも来るかも、ガルナッチャとゴデーリョ

のぶ: ここで、他の注目のぶどう品種についても触れておきましょう。まず、ガルナッチャについて。志村さん、この品種の特徴を教えてください。

志村: ガルナッチャ(グルナッシュ)は、スペイン全土で広く栽培されている赤ワイン用のぶどう品種です。濃厚な果実味とスパイシーなニュアンスが特徴で、アルコール度が高めのワインが多いです。特に、プリオラート地方のガルナッチャは高品質で知られています。

大木: ガルナッチャは、さまざまなスタイルで楽しむことができます。若いフレッシュなワインから、複雑な熟成ワインまで、幅広い味わいを提供してくれます。チーズやパテ、煮込み料理などと相性が良いです。

のぶ: 次に、ゴデーリョについてお話しいただけますか、大木さん?

大木: ゴデーリョは、スペイン北西部のガリシア地方で主に栽培される白ワイン用のぶどう品種です。酸味がしっかりしており、ミネラル感が特徴的です。リンゴや柑橘類の香りが豊かで、バランスの取れた味わいが楽しめます。

志村: ゴデーリョは、特に魚介類との相性が抜群です。寿司や刺身ともよく合い、日本食と組み合わせるのもおすすめです。

のぶ: 今日は本当にありがとうございました。スペインの多様なぶどう品種についての知識が深まりました。それぞれの品種の特徴やおすすめの楽しみ方を学べて、本当に楽しかったです。

志村: こちらこそ、ありがとうございました。

大木: ありがとうございました。

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