ノブ: 今日は「エビとワインのペアリング」についてお話ししたいと思います。まず、ペアリングを考える際の原則について教えてください。
志村(ソムリエ): ペアリングの基本原則として、料理の風味とワインのバランスを重視することが大切です。エビの甘さや調理法、ソースの味わいを考慮して、ワインを選びます。また、酸味のあるワインはエビの甘さを引き立て、スパークリングワインは揚げ物の脂っこさを中和するなど、料理とワインの相性を考慮します。
大木(ワインエキスパートエクセレンス): もう一つの原則として、地域の食材とワインを合わせることもおすすめです。例えば、フランスのエビ料理にはフランスの白ワインが合いやすいですね。
ノブ: それでは、具体的なエビ料理とワインのペアリングについて教えてください。志村さん、まずエビに合うワインの選び方について教えてください。
志村: エビの料理によって選ぶワインが変わりますね。例えば、グリルにはソーヴィニヨン・ブランが合います。このワインの酸味がエビの甘みを引き立てます。
大木: エビフライにはスパークリングワインが良いですね。泡の爽やかさが揚げ物の脂っこさを中和してくれますよ。
ノブ: なるほど。エビのパスタにはどうでしょう?
志村: トマトソースベースのエビパスタにはロゼワインがおすすめです。酸味とフルーティーな風味がトマトとエビにマッチします。
大木: クリームソースのエビパスタにはシャルドネが良いですね。特に樽熟成のシャルドネはクリームソースのクリーミーさを引き立てます。
ノブ: では、他のエビ料理にはどうでしょうか?
志村: エビのセビーチェにはリースリングがぴったりです。酸味と微かな甘みがセビーチェのさっぱり感を引き立てます。
大木: ちょっと変化球になりますが、エビのスパイスカレーにはゲヴュルツトラミネールが良いですね。スパイスの効いたカレーには、フルーティーでアロマティックなワインが合います。ストラクチャーが深いところが、マッチしますね、
ノブ: ペアリングを試す際のコツはありますか?
志村: 食材の風味とワインのバランスを意識すると良いですね。例えば、エビの甘さには酸味のあるワインが合うことが多いです。
大木: また、料理の調理方法やソースに注目することも大切です。同じエビでも調理方法で全く違うワインが合うことがあります。
ノブ: 今日のお話も、とても勉強になりました。ありがとうございました。