ワインの賞味期限は?開けた後はどれくらい持つ?

ワイン

ワインを開けたものの、「このワイン、まだ飲めるのかな?」と不安になったことはありませんか?ワインは賞味期限の表示がないため、いつまで美味しく飲めるのか分かりにくいものです。

そこで今回は、ワインの賞味期限について詳しく解説し、開封後にどれくらい持つのか、そして長持ちさせるための保存方法についてお伝えします。ワインが好きだけど詳しくない、という方でも分かりやすいように説明しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!


ワインに賞味期限はあるの?

ワインには食品のような明確な「賞味期限」の表示はありません。しかし、それは「どんなワインでもずっと飲める」という意味ではなく、適切な期間内に楽しむべきタイミングがあるということです。

ワインの寿命は、大きく分けて次の2つのポイントによって決まります。

  1. 未開封の状態での保存期間(ワインの種類によって異なる)
  2. 開封後の持ち時間(空気に触れることで酸化が進む)

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。


未開封のワインはどれくらい持つ?

ワインの種類によって、未開封の状態でどのくらい美味しく飲めるかが変わってきます。以下は、おおよその目安です。

1. デイリーワイン(1,000円〜3,000円のワイン)

保存期間:1~3年
→ 気軽に楽しめるワインは、フレッシュな味わいが大切。買ってから3年以内に飲むのがベストです。

2. 熟成向きの赤ワイン(5,000円以上の高級ワイン)

保存期間:5~20年(ものによっては50年)
→ ボルドーやバローロなど、熟成に耐えうるワインは長期保存が可能。ただし、適切な温度管理が必須です。

3. 白ワイン

保存期間:2~10年
→ フレッシュな白ワイン(ソーヴィニヨン・ブランなど)は2〜3年が目安。樽熟成したシャルドネは5〜10年持つこともあります。

4. スパークリングワイン

保存期間:1~3年(ヴィンテージものは5~10年)
→ 炭酸が命なので、早めに飲むのがベスト。特にプロセッコなどは長期保存に向いていません。シャンパーニュなど高級なものは長期熟成に向くものも。

5. 酒精強化ワイン(ポート、シェリー、マデイラなど)

保存期間:10~50年以上
→ アルコール度数が高く、長期保存向き。特にマデイラは100年以上持つことも!


開けた後のワインはどれくらい持つ?

開封するとワインは空気に触れ、酸化が進みます。種類によって異なりますが、以下が目安です。

スパークリングワインは特に寿命が短く、すぐに気が抜けてしまうので注意しましょう。


開けたワインを長持ちさせる方法

「せっかくのワイン、できるだけ美味しく飲みたい!」と思いますよね。そこで、開封後のワインを少しでも長持ちさせるコツを紹介します。

1. 冷蔵庫に入れる

ワインは温度が高いほど酸化が進みます。開封後は赤ワインも含めて冷蔵庫に入れましょう。飲むときに常温に戻せば、美味しく楽しめます。

2. コルクやストッパーをしっかりする

開けた後のワインは、空気に触れるのを最小限にするのがポイント。
赤・白ワイン → コルクやスクリューキャップをしっかり閉める
スパークリングワイン → シャンパンストッパーを使うと気が抜けにくい

3. ボトルを小さくする(ワインを移し替える)

ワインが半分以下になったら、小さなボトルに移し替えるのもおすすめです。ボトル内の酸素量を減らし、酸化を遅らせることができます。

4. ワイン保存グッズを使う

バキュームポンプ → ボトル内の空気を抜き、酸化を防ぐ。バキュバンなどが有名
窒素ガススプレー → ボトル内にガスを入れ、酸素と置き換えることで酸化を遅らせる。ちょっとコストはかかる


ワインがダメになったか見分けるポイント

「これ、まだ飲めるの?」と迷ったら、次のポイントをチェックしてみてください。

色が変わっている
・白ワインが茶色くなっている
・赤ワインがくすんだレンガ色になっている

香りが変わっている
・酢や湿った段ボールのようなニオイがする

味が変わっている
・酸っぱくなっている
・フルーティーさがなくなり、苦味が強い

このような状態なら、料理用にするのも一つの手です。


まとめ:ワインは適切な期間で楽しもう!

ワインには明確な賞味期限はないものの、種類ごとに飲み頃があります。

未開封のワインは種類ごとに寿命が違う
開封後はなるべく早く飲む(目安は1~5日)
冷蔵庫保存、ストッパー使用などで寿命を延ばせる

せっかくのワインを最後まで美味しく飲むために、ぜひ今回のポイントを活用してください!

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