知らなきゃ損!南半球のワインが美味しい理由|オーストラリア・NZ・南アの魅力とおすすめ銘柄

産地

週末のワイン会。ワイン好きの友人が「今日はちょっと変化球で」と持ってきたのが、南アフリカのシュナン・ブランでした。ラベルはモダンでスタイリッシュ、香りは華やかで、味はキリッと爽快。南アフリカワインのさらなる進化を実感したのです。

その日以来、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカのワインを意識して飲むようになりました。今回は、アメリカやチリではない、南半球のこの3カ国を取り上げ、それぞれの個性やおすすめワインを紹介していきます。


オーストラリア:大地が育てる力強いワイン

特徴

オーストラリアは、赤道を挟んで日本の真逆に位置するワイン大国。特に南部の「バロッサ・ヴァレー」「マクラーレン・ヴェイル」「ヤラ・ヴァレー」などが有名です。気候は全体的に温暖で乾燥しており、ぶどうの糖度が高く、果実味あふれるワインが生まれます。

代表品種は「シラーズ(=シラー)」。フランスのローヌと比べて、パワフルでスパイシー、それでいて熟した果実感がしっかりしています。

おすすめワイン

Torbreck Woodcutter’s Shiraz(トーブレック・ウッドカッターズ・シラーズ)
→ 濃厚なブラックベリーとスパイスの香り。バロッサの力強さを感じる1本です。
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c(ヘンチキ・ユリウス・リースリング)
→ 白もおすすめ。オーストラリアのリースリングはドライでキレがよく、魚介とも好相性。
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ニュージーランド:清涼感あふれるソーヴィニヨン・ブランの聖地

特徴

南島の「マールボロ」は世界的に有名な白ワインの産地。冷涼な気候と強い日照のおかげで、柑橘やハーブ、グレープフルーツの香りが立ち上がる、爽快なソーヴィニヨン・ブランが育ちます。

また、近年ではピノ・ノワールにも注目が集まっています。ブルゴーニュよりもチャーミングで親しみやすい味わいが魅力です。

おすすめワイン

Cloudy Bay Sauvignon Blanc(クラウディ・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン)
→ 南半球白ワインの代表格。ハーブの香りとフレッシュな酸味が絶妙。
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Ata Rangi Pinot Noir(アタ・ランギ ピノ・ノワール)
→ 上質なピノ・ノワールをお探しなら。エレガントでバランスが美しい1本。
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南アフリカ:今注目の“第三の新世界”

特徴

南アフリカはワイン生産400年の歴史を持つ、実は“古くて新しい”ワイン大国。代表的な産地は「ステレンボッシュ」「パール」「スワートランド」など。冷涼な海風の影響で酸味もきちんと残り、バランスのよいワインが造られています。

代表品種は「シュナン・ブラン」。フランス・ロワールでは白の主役ですが、南アでは果実味を活かしてふくよかに仕上がります。また、「ピノタージュ」という南ア独自の赤品種もあります。

おすすめワイン

Ken Forrester Old Vine Reserve Chenin Blanc
→ 40年以上の古木から造られるシュナン。ボリューム感と酸のバランスが絶妙。
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Kanonkop Pinotage(カノンコップ・ピノタージュ)
→ これぞ南アの誇り。スモーキーで野性味のある赤。焼き肉やBBQと相性抜群。
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どの国から始める?初心者へのおすすめチョイス

南半球ワインはどれも個性豊かで、どこから飲み始めても新しい発見があります。迷ったら、まずはニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランがおすすめ。冷蔵庫で冷やして、白身魚やサラダと一緒にどうぞ。

赤好きなら、オーストラリアのシラーズか南アフリカのピノタージュを。ステーキやグリル料理と最高のマリアージュです。


南半球ワインは“知るほどに面白い”

南半球のワインは、気候や土壌、歴史も多様で、まさに「新世界」の魅力が詰まっています。それでいて価格は比較的リーズナブル。3000円〜1万円の範囲で、世界レベルの味わいを楽しめるのがうれしいところです。

これまでヨーロッパワインばかり飲んでいた方こそ、ぜひ南半球ワインの扉を開けてみてください。きっと、あなたのワインライフが一段と豊かになるはずです。


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